超自信家だからできた急成長
今回は70ページまでを読みました。
Amazonが営業を始めてすぐのころ、発注があるたびコンピューターがベルを鳴らし、それをみんなで大喜びしていたそうですが、2〜3週間でうるさいほどのベルが鳴るためにベルを切らざるを得ない状況になったそうです。
正式公開から一週間すると、当時インターネットに接続するとまずその画面が表示される設定にしていたユーザーが多かったサイト、ヤフーから、Amazonを紹介させてほしいと連絡がきました。
そしてAmazonは立ち上げから1ヶ月で販売実績が全米50州と世界45カ国をカバーするほどとなりました。
私が読んでいてとても感心した逸話があります。
Amazonははじめのころ、取次側の「10冊以上の注文しか受け付けない」という条件に困っていました。しかし、ベゾスは機転をきかせてこの問題を解決してしまったのです。
(取次とは、出版社と書店をつなぐ流通業者のことです)
"「抜け道をみつけたんです。取次のシステムで求められていたのは10冊の発注であつまて、10冊送ってもらう必要はありませんでした。苔癬(たいせん)ときう皮膚病の本が目録には載っているけど在庫がないとわかったので、必要な本1冊と苔癬の本9冊を注文するようにしました。そうするお、必要な本と一緒に『注文された苔癬本9冊をお届けできなくて申し訳ありません』という謝罪が届くんです。」"
これらは、ベゾスが持っているカリスマ性や超がつくほどの自信家であるというその特性、そしてまわりからいくら夢物語だ無理だと言われようとも実現できると信じ、それを実際に形にしてしまう行動力があってのことでしょう。