ぷんブック

読んだ本について書きます

結婚にまで経営手法を応用

前回に引き続き読んでいきます。今回は第1章が終わるまで、39ページまで読み進めました。


ベゾスはD・E・ショーという会社で働いていました。そして、そこで出会った聡明な女性、マッケンジー・タトルと結婚します。

ランチに誘ってから、つきあい始めてから婚約まで3ヶ月、そしてさらに3ヶ月後に結婚までこぎつけたそうです。


ベゾスは友人関係も恋愛も、なんでも論理的に考えてしまう人のようです。

ウォール・ストリートにはディールフローという新規案件の評価に用いる手法を応用して「ウーマンフロー」なるものを考えつき、それに基づいて行動すれば自分の求める女性に出会いやすくなる、としていました。


このエピソードは一見、ベゾスが根っこから経営者であることを示すエピソードに聞こえます。

ですが私には、経営も友人関係も恋愛も、まったく切り離されたものでなくて、ある種そういった人生の要素を俯瞰して分断することなく統括的に考えて体系だてて整理し、人生全体に対して一生懸命に取り組む人のようにも思えました。


せっかく学んだ経営手法を、経営だけに活かすのはもったいないです。学んだことは人生にフルに活かす、そして成長して学んだことを他に活かす、そうしていくと指数的に自己成長や成果の発揮ができ、人生がより面白くなるのではないでしょうか。

ミステリアスなAmazon創業者・ベゾス

いまでは誰もがその名を知り、我々の日常生活にふかく浸透し、さまざまな分野で変革をもたらしているAmazon。そのAmazonを創った奇才経営者であるジェフ・ベゾスについて書かれた『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』(ブラッドストーン著 井口耕二訳)を読み進めて行こうと思います。


今回はプロローグである19ページまでを読み進めました。



まず今回当時小学6年生のジェフ・ベゾスの、お話を読んで討論する、道徳の授業のような学習の場での発言が衝撃でした。


「この世界って、教えてもらってスイッチさえ入れればいいって感じだよね。でも、それが自分にとってどういう意味を持つのか、考える力を持たなきゃ」


これが12歳の少年の言葉とは信じられません。

ジェフ・ベゾスはアマゾンについて語ることが極端に少ないそうです。自分の考えや目的を明かすことがなく、ミステリアスな人です。不思議な人は、昔から常人とは違うところがあったのだと思います。


それを示す、ベゾスの癖があります。

「ベゾスの大笑いは有名で、昔からよく話題にのぼる。頭をそらして目をつぶり、さかりのついたゾウアザラシか電動工具かと思うほどけたたましい声で笑うのだ。あまりの声に、周りは心臓が縮みあがるほどびっくりしてしまう。しかも、おかしなことなどなにもないようならところで突然笑い出すことが多い。」


最高情報責任者を務めたリック・ダルゼル曰く、ベゾス一流の叱り方なのだと言う。天才でぶっ飛んだ人で、とても厳しい人というのが私のベゾスに対する第一印象です。



このプロローグで知りましたが、はじめAmazonは控えめなオンライン書店としてオープンしたそうです。

私たちが毎日のように使うAmazon。生活に浸透しすぎていて、あたかもよく知ったような気になっていますが、実はAmazonについて知っていることはかなり少ないのではないでしょうか。

これから読み進めていくのが楽しみです。


ジェフ・ベゾス 果てなき野望?アマゾンを創った無敵の奇才経営者

ジェフ・ベゾス 果てなき野望?アマゾンを創った無敵の奇才経営者